香織お姉ちゃん

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葬儀の打ち合わせをするため ママたち大人全員と香織お姉ちゃんが 隣の和室に移っていったので リビングには 私たち子供3人だけが残った 「香織お姉ちゃんてすごく 綺麗になったね」 和室に聞こえないように 昴おにいちゃんにささやいた 「おにいちゃんもそう思わない?」 「あ…ああ…そうだな」 「やだ…おにいちゃん 顔赤いし!」 「何言ってんだよ そんなはずないし…」 「お姉ちゃん そのまま名古屋にいるんでしょ ママが言ってた」 「大学生なんだろ」 「あんなに綺麗なんだから モデルさんでもやればいいのに」 「沙耶乃さぁ おまえの考えって……」 昴おにいちゃんはため息をついていた

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