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いつもの週末。
いつもの呑み会。
いつもの朝。
違ったのは、夢の中の男性が頭の中にいること。
彼の名は、沖田総司。
新撰組の剣豪の一人で、天然理心流の免許皆伝保持者。
俺は、相原紫貴。
東京地検の検事。
呑み会の参加者に、俺と同じ現象を引き起こした人がもう一人いた。
彼は、俺の先輩検事の黒埼要。
彼の中にいるのが、土方歳三。
そう、新撰組の『鬼の副長』。
そんな現象に巻き込まれたのが、俺の妻で、弁護士の相原礼緒菜。もともと好きだった歴史……ゲームのキャラクターだったせいか、彼女は、ものすごい順応性を発揮して楽しんでいる。
弁護士の研修を2年間受ける事になった。そして、指示された出張先は、京都。
鬼が出るか、蛇が出るか。
楽しみだ。
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