第1章

4/5
前へ
/5ページ
次へ
「ごめんな、母さん。本当に親不孝な息子で。でも3日後に監査が入るんだ。助けてくれよ。このままじゃ、俺…、お縄になっちまうよ!」 犯罪に手を染めたとして、我が子が捕縛されるかもしれないと知れば親はどんなにか胸のつぶれる思いをすることか。 逃れる術があるならどんなことをしてでも助けてやりたい。 そう考えてしまうのは親心というものなのだろう。 温かく愚かな…
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加