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「…うん」
鞄のチャックを閉めるとあたしはこくりと頷く。
そのまま翼裟くんを残し教室をでて、保健委員なあたしは保健室へと急いで足を運ばせた。
*保健室*
「す、すいませんっ!遅れて!!」
バタバタと急いで走ってきたあたしは先生に礼をする。
優しくふんわりとした丸っこい輪郭に、長い睫毛、とっても遠くからみると可愛いらしい先生。
織田(おだ)先生が、あたしの急ぎ振りをみてクックッと笑う。
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