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私は、そんなどこでも見られる風景をこよなく愛している。
何十年と月日が経つことで変わる風景もあった。
しかし。
何十年月日が経っても変わらない風景もあった。
変わる風景も変わらない風景も、どちらも愛しい。
亡き妻も、私のそんな想いに笑顔で頷いてくれた。理解してくれた。同じ想いを抱いてくれたようだった。
亡き妻と私は、同じ感性で、同じ価値観だったから、考え方が違っても最終的に互いを認め合うことが出来た。
そんな妻だったから、私は作家生活を続けてこられたのかもしれない。
作家・如月憲一は、妻無くして続けられることは無かった。
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