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「ごめん。…でも、どう?すごい感じた?」
「…うん」
わたしは真っ赤になった。
修介に、哲哉のことで苛められて、いっちゃった…。
そりゃ、激烈によかったし、感じたけど。
…なんかアブノーマルなエリアに片脚突っ込んでる気がする。
わたしはいったけど彼は終わってないので(さっき一回、部屋の入り口でしてるけど)、話の続きをしながらも身体を弄ぶのは止めてくれない。わたしは喘ぎ混じりに話すしかない。
「…そりゃ、その人は俺が君と逢えないでいる間、君を守ってそばにいてくれた人だし。自分の方が先に君とつきあってたんだ、お前は後から割り込んできたんだからって言われればそれはそうなんだけど」
乳首を舌でくすぐり、下を指で弄りながら考え深げな表情で呟くのは止めてほしい。
「だから自分は譲らないってのはわかるけど。どうして俺が君と会うのは認めるんだろう?自分が桐子を独占したいとは思わないのかな?」
指を挿れられ、中で動かされながら呻きつつ答える。
「んっ、あっ…、思わないわけじゃ…、ないと、思うけど。あたしが…、あぁ…。あなたとは、絶対に。…つきあわなきゃいけないって…。決めたから。あぁ…んっ、彼は、それでも構わないから…。わたしとは、別れないって。…あっ、あぁん、駄目ぇ…」
身悶えしつつ快感に堪えながら何とか続けるが。喋りにくいったらない。
程なくお互い会話に集中できなくなり、本格的に身体を絡めあい、求めあう。修介はやっぱり耳許で、
「彼はここをこうするの?…ここは?」
と意地悪く囁き、わたしがちゃんと答えるまで焦らしたりするので、不謹慎にも身体がどうしようもなく燃えて、さっきいったばかりなのに身体をびくびく震わせ、また彼と一緒にいってしまった。
わたしたちは気絶した猫のように力の抜けた身体を重ねたまましばらくぐったりしていた。
…こんなエッチなこと、駄目だよ…。
「…まあとにかく、桐子から撤退するなんて俺にはとってもできないから」
彼も息を切らしながら何とか話し出す。
「とりあえずその条件を飲むしかないんだろうな。…わかった、了承するよ。桐子の週末を俺にくれれば」
「週末って書店繁忙だから、なかなか休めないけど。土曜は画廊あるし」
「まぁ、それはいいよ。でもここに帰ってきて泊まってくれるんでしょ?それだけでも充分…。一晩中できるし」
「…あぁん、もう、触らないで…」
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