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第6話 特別な休日事情
陸「よ~し!始めよ!」
宙「おーう!」
今日はこないだ(3話)に約束したケーキを作る日だ!昨日の夜からずっとワクワクしていて朝は早く起きてしまった。
宙「やっぱり午前中に材料買いに行って良かったな!午後にゆっくり作れるから!」
陸「うん!そうだね!」
陸登に言われて先にケーキのスポンジ部分を作ってオーブンに入れておいた。
宙「で、なにケーキ作るんだ?」
俺はケーキのスポンジ部分の材料を買うのを担当したから何ケーキか分からない。会計の時も「先に外に出てて!」と言われたから陸登が何を買ったのか分からない……
陸「えへへ( ´?` )チョコケーキにしようと思って~!そらチョコケーキ好きだったでしょ?だから喜ばそうとおもってさ~!」
宙「え?まじで!?やったー!よく覚えてたな!」
俺はチョコケーキが大好きで、チョコケーキを作るという事に単純に喜んだ。けど、それ以上に陸登が俺の好きなものを覚えててくれて、その好物を作ろうとしてくれてることの方が嬉しさが上回った。
陸「うん!当たり前だよ!だって僕、そらのこと……あっいや!何でもない!」
……まただ。陸登の様子がこの間からおかしい。
何かを言おうとしてすぐやめて、その後悲しそうな顔をする……
宙「陸登こないだのお弁当の時から何かおかしいぞ?なんかあったのか?」
陸「…………そら...真剣に聞いてね?僕ね...何ていえばいいかわからないけど……」
宙「わわ!陸登!スポンジが焦げてる!」
焦げ臭い匂いがして陸登の言葉をさえぎってしまった。
陸「え?わぁ~!ほんとだ!早くオーブンとめて!ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿」
とりあえずスポンジを救出したものの、もうスポンジと言うよりやきすぎたお好み焼きみたいになった。
まぁ、スポンジにチョコを入れずにやいてしうという陸登らしからぬミスをしてたから、どっちにしろ失敗だったかも……w
仕方がないから、残ってる材料でクッキーを作る事にした。
陸「ごめんねそら!僕のミスで……」
宙「いいって!クッキーつくってくれるんだろ?なら俺はそれでじゅ~~~ぶん嬉しいから!ケーキはまた来週つくろうぜ?」
陸「うん(´・・`)ありがとそら……」
宙「おう!(`ω´) で、何を言おうとしてたんだ?」
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