いつか思い出になる今日の事

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そう宣言して睦月くんは私をベッドに引き戻した。 「明日は紗綾 仕事でしょ?疲れただろうし寝よう」 「うん……」 「明日も、何も用事なかったら紗綾の家に来ていい?」 「いいよ……」 「紗綾のご飯、俺好き」 「そう言ってもらえると嬉しいな」 「あ。明日仕事に行くときはそんな可愛い恰好で行かないでね」 「仕事に可愛い恰好なんてしないよ」 「紗綾はそのままでも可愛いから怖い」 「ふふっ。大丈夫だよ、睦月くん」 睦月くんと話しているとだんだん眠くなってきた。 そしてそのまま私は眠ってしまった。 私の頭を撫でる睦月くんの手があまりにも優しくて安心するから。 過去になにがあっても、今は大丈夫って思える。 睦月くんが私を好きになってくれて良かったな。 【いつか思い出になる今日の事】 ~何気ない日でも、彼といると毎日が楽しい思い出になる~ ・
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