第14章

2/10
前へ
/340ページ
次へ
あの2人はもう大丈夫だろう。 この短期間にいろんなことがあったように思う。 「蝶哉、大丈夫か?」 「ああ、多少疲れたくらいだな。」 2人分の飲み物を手に雄二が隣に座り、俺に片方のコップを手渡してきた。 ただ突っ走るだけだった雄二がここまで成長するとは正直思わなかった。 出会った当時を思い出しながら、手渡された飲み物を一口飲むと、気持ちが落ち着く気がする。 新たな社員も増えるようだし、ひと段落したと思っていい気がした。 雄二と俺、どっちが先にテーブルにコップを置いただろうか。 ソファーの背もたれに寄りかかりながらどこを見るわけでもなくボーっとしていると、目の前に雄二の顔が来たかと思えば唇は塞がれていた。 まぁいいかと雄二からのキスを受け入れ、深いものへと変えていくと身体の奥は疼きだす。 「ん・・・んぁっ・・・んんっ・・・」 深いキスに浸っていると、唇を離した雄二に手を引かれて寝室へと連れて行かれる。 再び唇を重ね、互いに服を脱ぎ合い、一緒にベッドへと倒れこむようにして横になった。 身体中にキスの雨を降らし、胸の突起へ口付け吸われると身体の奥の疼きが増し、舌で弄られると快感が込み上げてくる。
/340ページ

最初のコメントを投稿しよう!

93人が本棚に入れています
本棚に追加