恋の花火-2

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「はい、私そう簡単に男の人を家に入れたりしません」 引越してきた日に言われた『簡単に男を家に入れないほうがいいと思うけど』ってセリフを思い出して付け加えた。 「マジで……。俺、だっせぇ」 しゃがみこんだまま頭を抱えてしまった東野さんは、すごく恥ずかしそうで。 口元を覆ったままそれ以上言葉を発しなくなってしまった。 「東野さん?」 顔を覗き込んでみると、思いっきりそっぽを向かれてしまった。 「見るな」 見るなって言われても、気になるし。 「信じてもらえました? あっちゃんはあんな感じですけど、本当に家族思いなんですよ。健太も懐いてるでしょ」 .
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