恋の花火-2

24/24
前へ
/24ページ
次へ
「妹が可愛かったらありえるな」 「たしかに兄には可愛がってもらってますけど」 そうじゃなくてって言われても……。 なんとなくこのふたりは似ていると思っていたけど、思考回路まで似ているらしい。 「とりあえず恋人じゃなくてよかった」 「はい。兄ですから、騙されたりしてませんよ」 「そういう意味じゃないんだけど、まぁいいか」 すっかり忘れていた線香花火にまた火をつけてくれた。 「やっぱり線香花火が1番好きです」 「それはよかった」 .
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

390人が本棚に入れています
本棚に追加