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翌日、夕方に帰ってくるのかと思っていたのに、意外にも健太は朝一番で帰ってきた。
「ごめんね、朝早くから」
申し訳なさそうに礼二さんは健太を抱えてやってきた。
腕の中で気持ち良さそうに眠る健太。
ここに向かっている途中で眠ってしまったという健太を礼二さんから受け取る。
昨日はよく眠れなかったのか、目の下にうっすらクマが。
3歳でもクマって出来るのね。
大発見だ。
「いいえ、私は大丈夫ですけど。礼二さんのほうこそ大丈夫でしたか?」
明らかに礼二さんも寝不足の顔をしている。
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