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「それに颯太君、すごく千尋のこと思ってくれているみたいだし。健太にいとこが出来るのも時間の問題ね。楽しみだわ」
「ちょっと、待ってよ。そんなの早すぎるから」
「ふふふっ」
3人産んだからって、私はまだやりたいことがあるんだから。
幼稚園の先生としてもう少し成長してからがいい。
それにまだお付き合いだって始まったばかりなんだから。
キスだってあの日以来していないし。
「パパ、大丈夫?」
「あぁ、ちょっとビックリしちゃっただけだよ」
健太がずっと言葉を発しない礼二さんを心配して、姉の膝から礼二さんの膝に移っていった。
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