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「でもあっちゃんまで」
「ずっと見舞いに行けていなかったから、退院くらい手伝おうと思ってな。赤ちゃんの抱き方も上手くなったし」
誇らしげに胸を張るあっちゃんは、先月パパになったばかりだけど、休みのたびにまどかさんの実家に通って世話を手伝っていると母から聞いた。
今のあっちゃんならちょっとは役に立つかも。
「子供たちが起きちゃったみたいだから、ミルクあげないと。そろそろ帰りましょう」
電話を終えた姉が戻ってくるなりそう言った。
さすがにオムツは替えられても、母乳は姉にしかあげられない。
そう言われたら礼二さんもあっちゃんも即座に立ち上がって。
気持ちはわからなくもないけど、どれだけ赤ちゃんＬＯＶＥなんだって感じ。
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