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だったら先に私のところに来なさいよ、って言いたいところをぐっと堪える。
「遊びに来てくれたの？ ちーちゃん嬉しいよ」
「朝からごめんね。ふたりと遊ぶって聞かなくて。千尋ちゃんは準備できているから大丈夫だって言うし……」
だから東野さんのドアを叩いているのか。
「今日も会えると思っていなかったんですけど、健太のおかげで早起きの習慣が出来ていますから、大丈夫ですよ」
いつもなら朝ごはんを一緒に食べて、健太が東野さんの部屋のドアを叩くのが恒例だった。
ママの元に戻ったら忘れちゃうと思っていたのに、意外にも覚えていたらしい。
そんな話をしているうちに、ようやく東野さんも玄関から顔を出した。
「どうしたんだよ、健太」
「そーちゃん、公園行こう」
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