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「な、何てことしやがるんだ!?オレは火に弱いんだッ!!そんなもん喰らったら蒸発しちまう!!」
「そう……ですか……それは良いことを聞きましたね」
早由香は呼吸を整えながら、ゲルグを見据えた。
「さっき、私が足裏をくすぐられるのがイヤって言ったとき、貴方はどんな行動に出たか、覚えていますよね?」
「ちょっ!?待ってくれ!!そこまでしなくたっていいだろ!?アンタの身体には傷一つつけてねえし、そ、それにオレの身体には美肌効果もあってだなー」
「言いたいことは、それだけですか?」
早由香は、たいまつをゲルグめがけて放り投げる。
「どおわっちゃあぁぁ~~っ!!」
あっけないくらい一瞬で、ゲルグはたいまつの炎で蒸発してしまった。
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