顧客その2:吸精悪魔ショタ キュム

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「はあ……はあ……さあ、貴方を捕まえたので、鬼ごっこはおしまいです。もう、充分ですよね……?」  肩で息をしながら、早由香はキュムを見据える。が、 「……やだ」 「ど、どうしてですか……!?」 「もう一回、ぎゅ~ってしてくれなきゃ、やだ」 「え、ええっ!?」  キュムの思いがけないひとことに、顔を赤くする早由香。 「な、何故、私がそんなことをしなければいけないんですか……!?」 「だって……お姉ちゃんのおっぱいで、頭の中がおっぱい、じゃなくていっぱいになっちゃったから。もう一回、ぎゅ~ってしてくれなきゃ、気持ちがおさまらない」   どうやら変なスイッチが入ってしまったらしく、キュムの目が完全に据わっている。 「そんな……」 「おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい、おーねーえーちゃん、おっぱい」 「っ?……もうっ、そんなにおっぱいって言わないで下さい!!」  取り憑かれたようにおっぱいと連呼しながら、にじり寄ってくるキュムに、早由香は顔をそむけ、頬を真っ赤にして叫んだ。
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