顧客その3:足フェチメデューサ メデュ

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 何者かに足をつかまれ、地面に引きずり込まれた早由香は、異空間を経て、先ほどまでの所から、別の場所へと投げ出された。 「きゃっ!?……痛たた」  着地の際、思いっきり尻餅をついてしまった早由香は、痛さに顔をしかめながら、辺りを見渡す。  そこは薄暗い大広間だった。 「今度は……どこかの舘の中……でしょうか?」  その時、大広間の扉から、ズルッズルッと何かが動く音がした。 「だ、誰ですか……?」  音のした方を向くと、扉が開き、何者かが姿を現した。 「っ!?」  目の前に現れた生物を見て、早由香は息を飲んだ。  膝辺りまで伸びた、長くウェーブがかった緑色の髪、緑色の瞳、緑色の肌、細身の身体で緑のドレスを着た、文字通り緑ずくしの女性が立っていた。  人形のように整った顔立ちで、早由香と同じくらいの年齢に見える。
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