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「す、すみません!!大丈夫です……か!?」
倒れた拍子に、レスターがつけていた仮面が外れていた。彼の素顔を早由香が目撃した刹那、彼女は息を飲んだ。
「あ、貴方は……!?」
レスターは慌てて顔を隠すが、もう遅い。
「……店主……さん……?」
「……………」
レスターの正体は、店主だったのだ。
早由香は信じられないという表情で彼を見つめ、店主はひきつった顔で彼女を見る。
暫くその状態で時間が止まっていたが、
「……どういうことなのか……正直に話して頂けますよね?」
様々な感情が胸の中で沸き起こるなか、早由香は、まっすぐに店主を見据えた。
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