告白。そして……

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 そして、光が消えると、早由香と店主は、もとの世界の本屋へと戻っていた。二人の衣装も、異世界に行く前の状態に戻っている。 「……早由香ちゃん、待ってて」  店主は店の床に落ちていた、今回の騒動の原因となった本を拾い、店の奥に行く。そしてシュレッダーを持ってくると、本のページを破いていき、次々とシュレッダーにかけていった。 「……本当にごめん」  最後のページを処分してから、改めて店主は早由香の前で頭を下げた。 「……ところで、店主さん」  不意に明るい声を出した早由香に、店主はビクッと身体を震わせた。 「私が“最高の女性”と仰いましたよね?では、店主さんはこれから先、他の女性には浮気したりしませんよね?“最高の女性”が目の前にいるんですから」 「さ、早由香ちゃん、何を言い出すの!?」 「まさか、あんなずるい方法で告白をして、私の返事を聞き出しておいて、つき合わないなんて言いませんよね?」 「い、良いの!?あんなことをした俺なんだよ!?」 「だからです。こんなふしだらなことを考える方を放っておいたら、何をするか分かったものではありません。さ、今から一緒に出かけましょう」 「え、え、えっ!?」  思いがけない展開に、店主は頭の整理が追いつかない。
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