0人が本棚に入れています
本棚に追加
もうすぐ関西有数の不良校
柳川学園との抗争が迫っている。
この抗争に勝利すれば日本全土の不良校
の殆どを手中に納めたと言っても
過言ではない。
そうすれば番長としての俺の名が
更に知れ渡る事になるだろう。
そうすれば俺の……
「………………さん……成宮さん!」
「…………ん?あぁ、悪い聞いてなかった」
回想に集中してたせいか舎弟の声が
全然聞こえてなかった。
そういえば吉原工業から兵隊300人
引き連れて柳川学園へと向かっている
最中だったな。
何で300人にしたかってゆーと
柳川学園の戦力も300ちょいだから
そこは人数的に公平じゃないと
男じゃねーからな。
「戦争前に寝れるなんてどんだけ肝
据わってるんですか。そろそろ着きますよ」
ふと視線を斜め上に向けると柳川学園の
校舎が見えて俺の中の闘争本能が
静かに沸き上がってきた……
最初のコメントを投稿しよう!