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確かにそこにはオアシスがある。
「こんなとこになんであんだ?」
「たまにこんなのがいきなり現れることがあるんだよ。悟空に言ってタンクに水を入れてくれ。」
悟浄がルームへと行った。
「あーあ、タンクに溜るまで寝るか。」
三蔵は椅子を倒して眠りに入る。タンクには水が1000L入る。
「三蔵様、三蔵様。」
「ん?」
鈴に呼び掛けられて三蔵は目を覚ます。
「終わった?」
「はい、で、今皆様は泳いでいらっしゃいます。」
「あそ、なら私も泳ごかな。」
三蔵は立ち上がり外に出る。
「あっついな。鈴ちゃんは泳がないの?」
「あ、あたしは結構ですから。」
「そ。」
三蔵はオアシスに歩いていく。
「おーい、楽しそうだな。」
悟空が浮かんで、悟浄と八戒がシンクロをしていた。
「あれ?鈴ちゃんは?」
「泳がないって。」
三蔵が水に足を入れる。
「残念だなぁ、せっかく水着も用意したのに。」
「アホ。」
「なんだよ、実は見たかったとかんだろ?」
「うっせ!」
「・・・否定はしないのね。」
それから一時間水浴びをして出発した。
「なあなあ鈴ちゃん。」
「はい、なんですか?」
「何で一緒に泳がなかったの?」
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