第1話:サンド・スネーク団

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「え、あの、それは・・・。」 「泳げないとか?」 「それはないだろ。」 「はい、泳げはしますけど・・・。」 「いいじゃねえか、理由なんて。」 「でもよ、鈴ちゃんの水着姿を見たがっていた奴がいるんだぞ?」 「おいおい、三蔵のことを言ってんのか?」 「んふふ。」 三蔵は運転席にいるから会話は聞こえていない。 「あの、あたしそんなにプロポーションがよくないから恥ずかしくて・・・。」 鈴が顔を赤らめて言った。 「そんなこと?大丈夫だよ、十分可愛いから。」 悟空が笑いながら言った。その時、車が急に止まって悟空は壁まで飛んだ。 「ぐへっ!」 「あー、すまない、電池切れだ。」 この車は太陽電池で動いている。本来は常に太陽光で充電しているのだが、今はソーラーパネルの修理中で充電が出来ていなかった。 「あ、ごめん、パネルはもう少ししないと完成しないよ。」 悟浄がゴーグルをはずしていった。 「仕方ない、今日はここに止まるか。」 外も大分暗くなってきた。 「しかしお前等なんの話をしてんだよ。」 「え?聞こえてた?」 「悟浄に頼んでスピーカーをつけてもらったんだよ。まったく、ほとんどセクハラじゃないのか?」
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