第1話:サンド・スネーク団

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「うるせえな!お前等が何かしてようと、してまいと関係ねぇんだよ!」 「そうそう、ここに入って来ちゃったんだからそれなりの物をいただかないとね?」 男達が笑っている。 「な、何がほしいんだよ?」 「そうだな。一番ほしいのはやっぱり水だな。」 「そ、それならここから10KM位西に行ったところにオアシスがあったぞ!」 「そうか、ならお前の代金は払ったということにしてやる。」 男が八戒を引きずり悟空と悟浄から離す。紐ははずさない。 「他に何がほしいんだ?」 「次はな、食糧だろ!」 「あー、少しなら分けられる。」 「そうか、ならお前も。」 悟浄を引きずり八戒のとこに連れてく。 「なんかお前等ずるいな。」 悟空が悟浄と八戒を見て言った。 「それは、お前が鈍感だからだろうな。」 三蔵がこっそり突っ込む。鈴は軽く笑った。 「他にほしいのなんてあんのか?」 「そうだね、やっぱりここって殺風景なんだよね。華がないって言うの?」 「それで?」 「もし女なんて連れてたら一晩だけでもいいから貸してくんないか?」 悟空は暫し考える。 (三蔵に相談したいな。どうせ駄目だとか言うだろうけど。) 「いるんだな?女が。」
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