第1話:サンド・スネーク団

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「いるっちゃいるけど。んー、その子はアンドロイドなんだよね。それでもいいなら・・・。」 その時、シュン!と石が飛んで来て悟空の額に当たる。 「お前は!自分が助かれば!それでいいのか!」 三蔵が石を二、三個持って現れる。 「さ、三蔵・・・。」 「なんだテメエは?」 「すまないね、私の仲間が邪魔したみたいで。」 男が一人、三蔵に殴りかかる。三蔵は軽く受け流し男を転ばせる。 「私はただこいつ等を連れて帰るために来たんだ。喧嘩しに来たんじゃない。」 そんなことはお構い無しに男達は三蔵に襲いかかる。三蔵は全てを避け、相撃ちにさせる。 「つ、強いんですね、三蔵様って。」 鈴が八戒の紐をほどきながら言った。 「まあな、三蔵は力自体はそんなに強くないが、合気道のような受け流しを使っているんだ。本人は親父に習ったって言ってた。」 三蔵は男達を積み上げた。 「何やってんだ?」 「タワー。」 「・・・お前、変なやつだと言われないか?」 悟浄も紐をはずされた。 「さて、なんかもらって帰るか。」 「おい!俺は助けないのか!?」 悟空はまだ縛られている。 「少しそのまま反省してろ!」 三蔵が目を光らせ悟空を睨む。
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