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「あたしはご主人様を守ろうとしたのですが・・・。」
「何らかの理由で助けらんなかったと?」
「・・・はい・・・。」
「その砂賊ってどこの奴だろうな?」
「分かりません。あの砂賊が来たのは初めてでした。ただ・・・。」
「何かみたのか?」
「はい、全員腕に蛇の刺青がしてありました。Sの格好の。」
「・・・サンド・スネークか。」
「なんだ三蔵、知ってんのか?」
「まあね、ここより北の方に拠点がある砂賊だよ。」
三蔵がお茶を鈴に渡す。
「飲みな。アンドロイドでも喉が乾くだろ?」
「そうやって恩を売っといて後で返してもらおうって腹か?」
悟空はまた、三蔵に殴られた。鈴は恐る恐るお茶を受け取る。
「ありがとうございます。」
「さて、君はこれからどうするの?」
「あ・・・、どうしましょう・・・。」
「もしよかったら一緒に来るかい?」
「え、いいのですか?」
「そりゃこいつはろりこん・・・ぐはぁ!」
またまた殴られた。
「いいよ。条件として家事全般をやってもらえるならね。」
「あ、それはいい。悟空なんかにやらせると色々と痛んでくるからな。」
「なんだと!?」
「本当のことだろ?」
「まあまあ、落ち着いて。」
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