それは五月

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しかし甘い香水でもしているのかと思ったが彼女がそんなことをするようには見えない。 そんな印象があった。 つい現実逃避をしたが しかし、今の状況でそんな話題よりも彼女の発言に驚いた。 誰に好きだといった? 周囲には俺と彼女しかいない。 「好きなんです!皐月くんのこと」 「いやえーと」 「困るんでしょ私みたいなブスなんて」 「は?」 「でも好きなんです!仕方ないんです!今気づいたんです!」 いやいや今ここで放課後ばったり出くわしただけじゃん。
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