1章~プロローグ~

10/18
前へ
/699ページ
次へ
けど… そんなパパも一人だけ どんどん年を重ねていき アタシよりもママよりも 先に逝ってしまった…。 残されたママとアタシは ママの古い友人を頼り 今まで通り人を襲わないでも 生きて行けるように手配して貰った。 学校も、その友人の おかげで通わせてもらってる。 『ヴァンパイア』専門の学校。 それが特殊な夜学。 ヴァンパイアだからって不死身ではないの。 敵も多ければ狙われるコトも多々。 教会の人間(ハンター)や天敵の狼は アタシ達、ヴァンパイアにとっては強敵。 ニンニクや十字架。 日光に弱いなんてのは全くの迷信。 日中だって普通に外、歩けちゃうしね。 アタシ達が息絶えるには 燃やされるか 首をハネられるか 魔術をかけられるか…。 そのどれかじゃなきゃ死なない。 そんな事からアタシ達を守ってくれて 戦う術を教えてくれるのが学園。 モチロン人間を襲わずして 『血』を用意してくれてるのも学園。
/699ページ

最初のコメントを投稿しよう!

316人が本棚に入れています
本棚に追加