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こんな人が学園に居たら目立ってるよな?
って見とれてる場合じゃないよ!
手っ!手っ!手っ!!
早く離してっ!!
「すいません…助かりました」
男の人はキレイな面立ちと真逆に
無愛想な顔でアタシを降ろした。
「オマエ…。『人間』か?」
アタシを見る瞳は
まるで獲物を見るような冷たい瞳。
怖いヴァンパイアの瞳。
えっ!?
今の一瞬、持ち上げた時の体温でバレたの!?
「そ、そ、そんなワケ無いでしょ!」
動揺が隠しきれてないとは思うけど
アタシは男の人を置いて
そのまま走って校舎に入って行った。
内心は…………。
どうしよう…。
バレちゃいけないのに…。
誤魔化せたかな!?
触られたのだって一瞬だったし大丈夫だよね!?
かなり
焦って凹んでたりします…。
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