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大好きな貴方へ
桜が散りはじめました。
時々窓から花びらが入ってきます。
貴方とみる桜吹雪は美しくいつまでも見ていたいと思うのに、なぜかここからみるそれは なんとも感じない。
貴方がとなりにいないから…。
さみしいと気がつけば泣けてしまいます。
だから気づかないふりをします。
けど、時計の針が流れのない川のように遅く、イヤでも独りだと気づかされてしまう。
あいたい。
貴方に会いたい…。
そばにいると。
心配ない、大丈夫だと。
僕を抱きしめてほしい。
女々しいと思うでしょう。
僕は女々しいです。
だから本当に女として生まれたかった。
そしたら貴方と普通に愛し合って、結婚して子供を産んで…。
そして、僕が病気になっても貴方は悲しくても前を向いて歩いていける。
だって子供を置いていくから…。
今の僕は何も置いていけない。
でもそれでいいのかもしれない。貴方はこれからを生きなくちゃならないから。
僕のせいでこれからの人生を悲しみでいっぱいにしちゃいけないから…。
僕といた事を思い出にして、これからの人生を楽しんでほしい。
そして家族を作ってください。
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