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『何?』
克巳はグラスをテーブルの上に置き女性を見つめた。
『あの…これを…』
女性が手紙を差し出したその時、男性が現れ『お待たせしました』と言ってピザがのった皿をテーブルの上に置きその場から離れていった。
『もしかしてラブレターかな』
『…はい…』
『この手紙は受け取れません』
『どうしてですか』
『お客様と恋愛関係になれないんだ、それに俺は結婚してるんだ、ごめんね』
『……』
手紙を鞄の中に入れると女性は鞄を持って立ち上がった。
『どうしたの?』
克巳が問いかけると女性が口を開いた。
『帰りますのでお会計をお願いします』
『わかりました…』
克巳は男性を呼んだ。
『どうしましたか?』
『会計をお願いします』
『かしこまりました…こちらへ…』
男性は女性をレジに連れていった。
『赤ワイン1本とピザで…2800円です』
『はい…』
財布から2800円を出し男性に渡した。
『2800円、ちょうどですね…ありがとうございました』
『……』
女性は店を出ていった。
克巳は席から立ち上がり離れようとしたその時、雅に呼ばれた。
『克巳、ちょっといいか』
『……』
克巳は社長室に行った。
ー社長室ー
『何でしょうか』
『ずっと見てたんだが、お客様から手紙を差し出されただろ』
『心配しなくても手紙は受け取ってないから』
『そうか…』
雅は机に近づき椅子に座った。
『話はそれだけですか』
『ドアに鍵をかけて全裸になれ』
『何を言ってんだ』
怒った口調で言うと克巳は背を向けドアに近づいた。
『これを美佳に見せてもいいのか』
『……』
克巳は振り返り雅が持っている写真を見て驚いた。
『2人の男に抱かれ乱れている克巳の写真を見たら、美佳は倒れちゃうかもな』
雅は写真を持ったまま椅子から立ち上がり克巳に近づいた。
『……』
『美佳に見られたくなかったら、鍵をかけて全裸になれ』
『お前は最低だ』
克巳はドアに鍵をかけ全裸になった。
写真を床に落とし克巳の手首を掴んだ雅はソファーに近づき克巳を押し倒しまたがった。
『俺と美佳の結婚を祝ってくれたから俺のことは諦めたと思ってたのに』
『不倫の関係になろう』
雅はズボンをおろし大事な部分を克巳のお尻の穴に入れると身体を重ねた。
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