未来から来た恋人と息子

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『雅、ちょっといいかな』 『あぁ…』 雅は晃と共に社長室に行った。 ー社長室ー 『話があるんだろ』 雅はソファーに座った。 『江梨子さんに何か言われたのか』 『どうして?』 『どうしてって…お前がワインを溢したから』 『俺がワインを溢したら変か』 『今まで無かったろ』 晃は雅の隣に座り顔を見つめた。 『……』 『動揺するようなことを江梨子さんに言われたんじゃないのか』 『…江梨子さん、占いをやってるそうで…俺と晃のことを…』 雅は晃の顔を見つめながら頬を赤らめた。 『築かれたのか?』 『……』 雅は頷いた。 『噂になったら客が来なくなるな…』 『江梨子さんなら大丈夫だろ』 『そう願いたいよ』 『晃』 雅は不安そうな顔をする晃の唇に唇を重ねた。 その後、雅と晃は全裸になりソファーで身体を重ねた。 『晃…』 雅は自分の大事な部分を晃のお尻の穴に腰を揺らした。 『ん…ああ…』 感じ喘ぎ声を出す晃に雅は激しく身体を重ねた。 その後、晃はぐったりとなった。 雅は晃から離れ下着と衣服に着替え始めた。 そして雅は机に近づき椅子に座ると煙草を吸い始めた。 『……』 『うう…ん…』 目を覚ました晃は身体を起こした。 『目が覚めたか』 煙草を吸いながら雅が言った。 晃はソファーから離れ下着と衣服に着替えながら『煙草は辞めたんじゃなかったのか』と言った。 『辞めてたんだけど…』 『克巳のことで吸い始めたのか』 『……』 雅は煙草を灰皿に捨て椅子から立ち上がると晃に近づき背後から抱きついた。 『雅?』 『明日、皆に俺達のことを話そう』 『俺はいいけど、それでホストが辞めたらどうするんだ』 『皆がホストを辞めても俺達がいるだろ』 『そうだな』 振り返り雅の顔を見つめると晃は口づけを交わした。 次の日、雅と晃は準備をしているホスト達を集めた。 『開店する前にお前達に話があるんだ』 『何ですか?』 『俺と晃は付き合ってる、そんな店で働きたくない者がいるなら辞めてもらっても構わない』 『やっぱり付き合ってたんだ』 『そうじゃないかと思ってました』 『……』 ホスト達の言葉に雅と晃は驚いた。
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