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空気が重くて私はお腹が痛くなってきた。
ミッチュ「こら!なんて顔してるんだ。最強の挑戦者だからってやる前から負けることはないでしょ?」
サッチン「そうね…うん。」
バシンと頬を両手で叩いて気合いを入れた。ミッチュの優しさで私のやる気も回復すると審判は試合を始めた。
審判「セット!」
白線まで前にでる二人。先行はミッチュ。ぺろんとオシリを私にみせる。見た目ではケツ痙攣は治まっているみたいだ。なんだかクンクン彼のお尻を嗅ぎたい衝動にかられる。
審判「はじめ!」
ミッチュは顔を真っ赤にしながら空気を目一杯に吸い込む。お尻の穴にすごい力を入れてプルプルと小刻みに震えている。
はじめはゆっくりと回していた腰のリズムがしだいに速くなっていくと、
ミッチュ「いくよ!」
前屈みになったミッチュは低い唸り声を発した後、一気にその力を私めがけて開放した。
ミッチュ「ブチュブチュブリュブリュリューリューーー」
勢いのある茶色が私の顔や身体に降りかかってきた。身動きもとれずに私は一瞬のうちに茶色まみれになると審判の声が聞こえた。
審判「バースト!!!」
すなわち中身が出たという合図。試合はミッチュの反則負けだけど、
サッチン「あ…ああ…あああ……」
全身の力が抜けてしまった私はへなへなと両膝を地面につけた。
サッチン「あ…ああん…」
ミッチュの茶色まみれになった私はこのときすべての感情を理解してしまった。
ミッチュにとって私は絶対に勝てない相手だけど、私にとってのミッチュは絶対に勝てない最高の恋人。この香りとこの味とミッチュが、ミッチュの全部が私は大好きで私はミッチュを愛しているんだ。
身体を拭くようにバスタオルを渡されたけどタオルを捨てると、謝り倒しているミッチュに抱きついて
サッチン「私の負けよ。」
彼の香りに包まれながら私はミッチュにクチヅケをして、この運命の試合を終わらせた。
終わり。
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