その後のおまけ

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「で、ですから、こんな事をしている場合じゃなく、早くトイレに……」 「ああもう!」 再び苛立ったように叫ぶと、大誠さんは、まだ靴も脱いでいない私の手を引っ張って、奥にずんずんと進んで行く。 慌てて、空いている方の手で靴を脱いだけど、揃えて置く間もなく、廊下に落ちていく。 「く、靴が」 「そんなの、いいから」 乱暴なくらいの勢いで連れ込まれたのは、トイレではなく寝室だった。 良かった、トイレじゃなくて、と喜んでる場合ではない! ようやく、私は彼が焦っていた理由に思い当たった。 「ここまで我慢したんだ、もう好きにさせてもらうから」 ここまでって、そんなに長い道のりでもなかったような。 おたおたと視線をさまよわせるうちに、彼は私に食らいつくかのように、ベッドに押し倒す。 それでもその手は、私の背中をきちんと支えてくれていたんだけれど。 「あ、あの、まだ昼間ですけど」
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