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「ええ、他を当たってよ。
私、忙しいんだから」
本当に面倒くさそうにさゆりんが顔をしかめる。
それでも俺はめげない。
さゆりんの鉄壁のディフェンスを突破するには、本気でかからないと。
「時給２０００円」
「のった」
鉄壁はあっさり、一枚目が陥落。
でも、俺は知ってるんだ。
彼女には片思いしている相手がいることを。
でもそいつはどうやら、遠くにいるらしい。
それなら、俺にだってチャンスはある！
さっそくゲットしたこのチャンスを、俺は徹底的に活用することに決めた。
待ってろよ、さゆりん！
俺のラブラブファイヤー（命名：俺）で、君のハートはブロークンだぜ！
（壊してどうするんだよ）
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