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何だこいつは。
黒いフードマントと仮面。素顔は見えない。身長は190程。私より高い。
面倒な事にさらに面倒が重なる。ただでさえこっちは能力を行使し過ぎて疲れていると言うのに。
時間を止めるのもそう長くは持たない。今日は特に能力を使い過ぎた。
簡単に状況だけを把握する。
この男は誰か分からない。
私は何故かこいつに殺されそうになっている。
ならばやる事は一つだ。
「迎え討とう」
こいつの素性はその後でゆっくりと調べる。手練のようだが、時を止める事が出来る私にとっては無意味だ。
私は奴の後ろに回り込み、時をスタートさせた。
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