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暗殺の準備が整った。
準備が整ったと言うよりも、暗殺に適した時間がやってきた。
そう言った方がいいだろう。
新月の夜。夜中。錦之宮楓が確実に就寝しているであろう時間。
そして寮全体の警備が緩んでいる時間。
下調べは済んでいる。
錦之宮楓は確実に自分の部屋にいるし、監視カメラのハッキングの準備もしてある。
赤霧孝之助にはきちんと許可を取ってある。
取ってあるというか、僕のタイミングならいつでも構わないと、奴はそう言っていた。
だからそこはあえて気にかける必要はない。
ただ気をつけなければいけないのは、教師たちの行動。
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