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純粋に綺麗だと思った。男の人にしては、長いまつ毛や制服のボタンを何個も開けて白い肌が見えたりして
金髪っていうのが当時小学生だった俺にとっては、カッコイイの象徴だったんだよな。
って!俺....小学校の時に何見てんだよっ!!
まぁ、でも綺麗だって思ったのは本当で
「はぁ....疲れた」
そのお兄さんは一人、そう呟くと下を見てって!
「危ないっ!」
その人が飛び降りると思い。俺は、とっさにそのお兄さんの腕を引っぱっていた。
そのまま後ろに転んだ。はずなのに、何故か痛くはなかった。
「あれ?痛くない?」
「大丈夫か?坊主」
声のした方を見るとさっきの、高校生のお兄さんの端正な顔があった。
しかもそのお兄さんに抱きしめられる状態だったものだから、俺の顔は自分でも分かるほどに赤くなった。
「すっ!すいませんっ!じゃなくてっ!この場合は!えっと!その!!」
「ぷっ....なに、お前。可愛いな。」
その一言に俺は過剰に反応して、俯いて恥ずかしくなったのを今でも覚えている。
そして、俺はお兄さんに床どんならぬ。地面どん?をしていたから、慌てて立ち上がった。
「君は、入院?どっか、悪いの?」
「....心臓」
「えっ?今....なんて」
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