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私とあいつの付き合いは、私がこのアパートに越して来てからになる。
いつも私の様子を伺うように物陰に隠れている。
そんなあいつの存在が気になってしょうがない。
私は、あいつにはどうしても勝てない。
そう思う。
どうしても苦手意識が先に出てしまう。
ほんとは今すぐにでも私の目の前から消えて欲しい。
でも、いつも見て見ぬふりをしてしまう。
私に勇気がないばかりに、その存在を許してしまっていた。
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