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あんなの現実じゃ絶対無理だし、イヤだし、怖い。
オレ…『プログラム』じゃなくってもあんなこと出来るようになってしまったらどうしよう。
あっっくそっ。
思い出すな。
あんなの。
もう…。今思い出しても恥ずかしい。
けど、やっぱりあの感覚……。
ああ…もう、うそだろ。
あんな感覚思い出しちゃだめだって。
中ですれて…カリって。
ああ…もうっっっ!思い出すなっ。
『啓介なら出来るよ!頑張れっっ!』
そう鼓舞されると、頑張らなきゃいけない気がして言われるままに呑み込んで……。
パンパンになった感覚とか…苦しくって…。
苦しいのに米田先輩に『ああ、上手にできたね。』なんてほめられると誇らしくて五個も…。
先輩に入口を指でくりくりとつつかれると、中のモノが動いてすれて……あんなものでイッてしまった。
…すげぇキモチ良かったけど…先輩が困るくらい善がって暴れてしまったみたいだけどそれも『BL仕様』だからだ。
そして……ずるっ…ムリっっときてポンって…………。
あーああーーーっっ!もう、思い出すなっ!
入れたときみたいに先輩だけだったんならまだしも、他のヤツにも応援されながら…あんなっっ!!!
他の部員は覚えてないのか、後で顔をあわせても全然気にしてなかったけど、オレの方は顔をあわせるたびに気まずくてしかたがないよ。
……てか……くそっっ!
思い出しただけでなんで反応してんだオレの身体っっ!
信じらんね。
もう…オレの身体、どうなっちゃってるんだよ。
『実習プログラム』以外でもBL仕様になっちゃったら、どうしたらいいんだよ。
「それは、とっても素敵だね…!知識が身に付くというのは素晴らしいことだよ、啓介。」
ああああ………。
まただ。いつ来たんだ米田先輩。
「勝手にオレの部屋に入らないでくださいっていつも言ってるじゃないですか。」
「でも、啓介が僕を呼んだんだろう?」
「呼んでません。」
「呼んでいたよ、キミの心と身体が僕を強く求めていた。」
「求めてませんっっ!!!」
オレの言葉を無視して、頬にちゅっちゅ、身体をハグハグ。
求めてないって言いながらも、当たり前のように米田先輩の手で身体が熱くなってしまう。
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