16人が本棚に入れています
本棚に追加
「…ふにゃ?」
目を開けるとそこにはなんと言うか、はいもう真っ白としか言えない空間があった。
「目覚めましたか?」
俺が声のした方へ振り向くとそこには絶景の美女が…
「ってあるわけないか。早く起きよっと。」
「ヒドッ!、って言うか戻れないよ。」
その言葉を聞き、俺はピクンと動かす。
「…どう言うことだ。」
「お忘れですか?あなた先ほど死んだのですよ。」
そういえば…
回想
俺は仕事帰りに偶然通りかかった道で鉄鋼が落ちてきた。俺とは距離が有りまず当たらない。そう思っていた。しかし!その落ちて来る鉄鋼の下には小さい子供がいるではないか!俺はとっさに(体が勝手に)動き子供を押しのけたが自分が姿勢を崩しそのまま…
グチャッ…
と嫌な音を聞き俺は永遠の眠りについた。
回想終了
「まさかだが…、この状況を作ったのってあんたなのか?」
「いかにもそうですよ。新井花蓮(アライカレン)君。」
やっぱり…、現実にはないと思っていたことが起きている。まぁ名前を知っていると言うことは
花蓮「あんた神か?」
「惜しい!」
いや惜しいって…
女神「私は女神。実は私の部下(天使)がミスをしてしまってあなたを死なせてしまったのよ。」
事実を言っていくごとにだんだん暗くなる女神。そして…
女神「すいませんでしたぁ!」
見事なジャンピング土下座を見せた。って言うかやる人いるんだ。(女神だけど)
花蓮「いや、別に怒ってないですよ?」
女神「へ?」
俺のあっさりした回答に唖然となる女神。
花蓮「だってミスをしたのは部下の天使の方でしょ?だったらあなたが謝ることはないと思うんだが…」
女神「しかし部下のミスは上司の責任です!お願いです。謝らせてください!」
花蓮「えっと、その天使(部下)は?」
女神「はい、先ほどたっぷり叱ってまいりました。」
花蓮「まぁそれは上司だからなんだが…」
何もしていない以上女神に八つ当たりもな…、そうだ!
花蓮「すみません。女神が出たってことは俺は転生させられるんですか?」
最初のコメントを投稿しよう!