灯台もと暗し

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次の瞬間、視界が暗くなり何も見えなくなりました。 「主様の帰還を確認。補助動力、起動します!」 天使さん声のが響くと、照明がついて辺りが見えるように。 一言で言うならば、艦のブリッジ。但し、90度横になっています。 「…ここは?」 「浮遊大陸『エデン』のブリッジです。サブエンジン出力上昇!」 「サブエンジン、出力上昇します!」 天使さんの命令に復唱する声が。よく見ると、各座席に天使が座っています。 横になっている座席でよく落ちないものだと思っていたら、シートベルトをしてました。 「サブエンジン、アイドリングモードからクルージングモードまで出力上昇!」 「メインエンジン、起動出来ます!」 何やらSFものの戦艦の出航シークエンスじみたやり取りが続く。 「メインエンジン起動、クルージングモードまで出力上昇!」 「クルージングモードまで出力上昇、重力制御及び慣性制御起動します!」 今まで横向きだった重力が、床に向かって落ちるようになりました。 それと同時に天使さんも90度横になり、私達も床に立つ状態に。
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