種族確定

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光が止み視界が戻ると、賑やかな街中に立っていた。 石で作られた建物に石畳の道。往来する人々は剣や斧、ピコハンをかつぎ、ローブを着た魔法使いらしき人は杖を手にしている。 「今、変な物を見たような………」 ファンタジー世界に似つかわしくない、けれど鉄板の装備を見たような気がするわ。 しかしこの街、結構大きいわね。規模がっていうのじゃなくて、大きい人用に作られてる感じ。 普通の街を1.2倍にしたような、変な感じがするわ。 「さて、スノウと合流しなくちゃ。」 ギルドってどこにあるのかしらね。βの人なら知ってるかしら。誰かに聞いてみましょうか。 幸いここには沢山の人がいる。聞く人には事欠かない。 男の人に聞くとナンパとかされるし、女性に聞くべきかしらね。 そう思い周囲の人に視線を向ける。何故か軽く見上げる形になる。 それに、視線が合うと顔を赤くして目を背けられた。 ………そう言えば、ログインする時は素顔だったわ。ユウリだってバレてる? ヒソヒソ話してる人がいるから声を聞いてみましょう。 「あの幼女、可愛いすぐる!」 「SS撮りたいけど、GM来そうだなぁ………」
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