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「そろそろ挿れていいですか…?俺もっ、限界…」
「えっ…ちょ、待っ」
「隆さん…」
初めて名前で呼ばれて、体が更に熱くなった
この状況で、それは反則だろ…
「挿れますよ…」
「待っ…待て、直樹…無理だっ…」
「俺だって無理です…」
直樹のソレが、充てがわれたのがわかった瞬間に
背筋が凍ったのがわかった。
「やっ…やだっ…嫌だ!…ナオ!」
気が付いたら、俺は泣きながら直樹の肩を押していた。
その時一瞬見せた直樹の悲しげな表情は、今でも胸を締め付けてくる。
「ごめ…俺…」
「…いえ。俺の方こそ、怖い思いさせてすみませんでした」
「ナオ…」
「……じゃあ、これからもナオって呼んでくれたら許します」
「え?あ…」
焦りからか何なのか、いつの間にか呼び名がナオと変わっていた。
「三ツ谷さんの中で俺の存在が特別になれれば、それでいいんで」
こいつの中で呼び名の変化は、少なからず嬉しかったようだ。
結局その日は何もせず、ただ抱き合って眠った。
悪い事したかな…とへこみ気味だった俺をよそに、この日から直樹は構わず俺に手を出してくるようになり
直樹とこの微妙な関係が続く事となった。
ぇえ、もちろん……バックバージンはまだ無事です。
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