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混乱するって…
LINEの時から薄々気付いていたが、翠は不老不死になった自覚がないのか?
野衣に不老不死になって現世で生きろと言われただろう。
「君は、野衣に会ったんじゃないのか?」
「あの…」
翠はすぐに答えようとしたが、菜月が買い物から戻ってきて話しが中断してしまう。
「あれ?
さっきの資○堂の方ですよね。
もしかして秋と知り合いなんですか?」
菜月は不思議そうに翠と秋を見渡す。
菜月、タイミング悪いよ。
もう菜月が戻って来ては不老不死の話しは出来ない。
帰るか。
「あぁ。
母さんの知り合いなんだ。
菜月車に戻ろうか。」
秋は、菜月の手を強引に引っ張ると翠に会釈してその場から離れた。
「ねぇ、あの人も秋のセフレの一人?」
菜月は嫉妬しているのだろうか、翠から離れたところで小さな声で呟く。
「あ?なに言ってんだ。
あの人とはそんな関係じゃないから。
本当に母さんと知り合いなんだよ。」
「ふ~ん。」
菜月はまだ疑っていて怒っている。
そんな彼女が可愛くて、身体を寄せ菜月キスをした。
そして、秋はすぐ後ろを振り返り翠がまだその場にいるのを確認するとクスクスと笑い出してしまった。
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