始動

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「ちょこまかと…」 攻撃を仕掛ける二人の剣撃を返す 「動いたら、斬れないじゃない?止まって下さる?」 「そいつは無理な話だな」 そう言うと攻撃を切り返す、相手の女の左腕に傷がつく、それを見て少し嬉しそうに言う 「あら、女性を傷物にするなんて責任は取って貰わないとね」 「責任とってちゃんと倒してやるぜ」 「あら嬉しい」 もう一人の赤いローブの男が懐中時計を見て言う 「時間がかかりすぎる、即決、ファミリアで呼ぶぞ!」 「あら~、もう少しの間、楽しませてくれないかしら?」 「駄目だ、撤退まで時間がない」 「そう…」 そう言うと後ろの何もない場所の空間が歪みゴーレムが現れる 「ごめんさいね?もう少し楽しんでいたかったんだけど…」 そう言い二人組がゴーレムに乗る 「そうかい?第二ラウンドってワケか…ファミリア」 ウィルがそう言うと後ろからゴーレムが現れそれに乗る 「召喚システムってのは魔力を使うも意外と便利だな」 「あら貴方もゴーレムを持っているの?ホント楽しませてくれるわね」 「ってことでいいかしら?」 と女は相方の方を見て言う、つまりは二人っきりで戦わせろと言うことだ 「…時間まで好きにしろ、追跡されるのも厄介だ」 「ありがと」 女はウィルの方を見る、瞳孔が開ききっていた 「さぁて、楽しませて頂戴」 女のゴーレムの右手から剣が生成される 「……ああ、心得た!」 ウィルも剣を抜く、少し間が空いた次に2体のゴーレムは動く2度の斬撃を交わす、次の斬撃女のゴーレムの剣から真空波が放たれる ウィルは避けるも左手を半分持っていかれる、親指・人差し指・中指が残ってる状態だ 「あら、避けたのね凄いわ、貴方の動体視力」 「どうもありがとう、それだけが取り柄でね」 そう言うとウィルは懐のナイフを投げる、女はそれを剣で弾く 次にウィルは女と間合いを取り左手で魔法小銃を構え射つ 「これはどうかな」 「ふふ、無駄よ、私の剣には魔術弾は効かないのよ」 不敵に笑みを浮かべながら女は魔術弾を弾きながら言う、それに対し 「そうだな、ただの魔術弾ならな」 女の剣が折れる、ウィルの口角は上がる 「俺は生まれた時から魔力が少なくてな、色々と、なるべく実物に頼るようにしているんだ」 女は飛んで来る銃弾を目で視認する 「実…弾!?」 ウィルの魔法小銃は実弾に魔力をコーティングする強化系の実弾
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