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助けを求めたいが、周りの奴らや先生は知らんぷり。
僕と彼女のやり取りはいつもの事になってる、おかげでランチタイムは大体二人の世界だ。
僕とヴィクトリアの出会いは小学生の時、父さん同士が友達で
彼女の家にホームステイしたのが始まりだ。
あの頃は彼女は引っ込み思案で、僕より小さく可愛かった。
彼女をいじめた近所の奴を、ゴミ箱の蓋を盾にして
殴り倒したのは僕の武勇伝だ。
「子供の頃、ずっと一緒だよ君を守るからって言ったじゃないっ!!」
確かに言った、けど今は僕よりもそこらの奴よりも彼女は強い。
「私が強くなったらお婿になるとあなたは約束いたしましたわっ!!」
・・・・・・ちょっと待って、それは認識が違う。
弱虫を治さないと、お嫁にもらってあげないよといったはずだ。
「だから私、あなたも未来の生まれてくる子供達も守れるように
強く美しくなりましたのにっ!!」
実際、彼女は成長するたびに綺麗になって行く。
・・・・・・それだけなら良かったけど、中学の頃に再会した時には
ホームステイが終り、僕が帰った頃から始めたレスリングで
特待生になるほど強くなっていたんだ。
泣きながらも、彼女は僕を離さない。
高校生になり、運命のいたずらか僕のクラスに留学してきた
彼女は自己紹介で僕を婿入り確定の婚約者と宣言した。
それからはもう、僕らはクラス公認のカップルだ。
彼女は現在、僕の家にホームステイしている。
親同士もノリノリで、僕の外堀は完全に埋まってる。
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