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「僕は君が好きだし愛しいけれど、力を抜いて接して欲しい。」
本心を言うと今度は完全に彼女の腕が緩む。
「全力で僕を愛してくれるのはうれしいけれど、全力で抱きしめられたりすると僕の体がもたない。」
言える事は言う。
「だって、全力で捕まえないとあなたは私の所からすぐいなくなるんですもの私はあなたを離したくありません。」
ヴィクトリアは僕に泣きながら言う。
「でも、僕はヒーローだ事件があれば無視できない。」
僕は黙っていた正体を明かすことにした。
僕だって青春をしみたいけれど、悪党が事件を起こして邪魔をする。
「あなたがヒーローなのは、知っていますわ!!」
・・・・・・お、思わず言葉を失った変身すると全身を鎧にまとうので顔や声はわからないはずだ。
「・・・・・・・そもそも、あなたのヒーローの力の
由来は我が家です!!」
衝撃の事実だった、僕は高校生になった時に偶然悪者に襲われた。
殺されかけた時に突然、盾と騎士みたいな鎧を自分の意思で召喚して身に纏い超人的なパワーで戦う力に目覚めた。
それ以来理由はわからないが、力を正しく使おうと
ヒーローとして戦ってきたけど自分の力の正体をここで知るとは思わなかった。
「変身したあなたの鎧や盾に描かれているのは、我がクルセイド家
の紋章なのですから見ればわかります!!」
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