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「?ゆうくん・・・ズーッ、どうしたの・・・?」
「いや、なんか誰かに見られてた気がしてよお・・・。」
「・・・・・・気のせいじゃない?ゆうくん、乱暴者で怖いから・・・。」
「おい、なんつった?」
「わああああ、ゆうくん怖いよおおお!」
「あっ、てめえええ!」
ったく、みんな知らねえだけなんだよ・・・。こいつ泣き虫なだけで、割とズケズケ言うからな?それに今かけてる分厚くて馬鹿でかいメガネ外せば、顔整ってるし、本読むスピード速ーし、いざと言う時はめっちゃ頼りになるし・・・。
・・・・・・?あれ?
「どうしたの、ゆうくん?ぼーっとして。」
「うわあああああ!」
「いたああい!なんで、なんで?(涙目)」
はっ、しまった。いおりの事考えてたら目の前に顔あったから思わず突き飛ばしてしまった・・・。
「ご、ごめんな・・・。」
「たはは、大丈夫だよー・・・。(涙目)」
「どっ、どっか怪我してないか?ばんそーこーあるからな?」
「いや、大丈夫だって。それより、考え事してたみたいだけど、何考えてたの?」
!!!!
「・・・・・・べ、別に、何も考えてねぇし?」
「ふーん・・・。(ゆうくん嘘つくの下手だなぁ・・・。)」
「あ?今、なんか言ったか?」
「んーん、なーんにも!」
「それならいいんだけどよ・・・。」
そんなある日、事件が起こった。
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