25人が本棚に入れています
本棚に追加
「どーしたのー?寂しそうな顔して・・・。」
ぶにぶに。
「ひてへぇほ。(してねえよ)」
びしっ
「いったあー!だから、てかげんしてよぉ・・・。(涙目)」
「今のはてめえがほっぺをぶにぶにしてきたからだろ!」
いてて、とおれがチョップした頭をさすりながら・・・。・・・・・・?なんか・・・・・・?
「いおり・・・、お前、あんま泣かないようになってきたよな・・・?」
「!!!」
思ったままを言ってみると、いおりは肩を震わせた。・・・・・・?
「ソ、そうかなー・・・?」
なんか、ぎこちないな・・・・・・。気持ち悪い・・・。
「そ、それより!メガネについて、考えないと!」
「ああ・・・。」
さっきの態度が引っかかるけど、メガネがないのは大問題だから流すことにした。
「でも、メガネなんて持ってねぇよ・・・。」
「んー、でも・・・。このままじゃ遊べないし・・・。」
「・・・・・・。」
おれとちがい、みんなに好きになってもらえていいなーと思ってたけどこんなふうに、しょんぼりした顔を見るとかわいそうだと思う。
・・・・・・おれだったら、そんな顔させないのに。こいつは笑った顔が1番可愛いから・・・。
・・・・・・!だから可愛いってなんだよー!?もう、モヤモヤしてて、なんかおかしい・・・・・・。
「だーかーらー、また考え事してるでしょー?」
「!?・・・・・・っ、い、いいや?」
次は殴らなかった。・・・・・・意外そうな顔すんなよ、おれだってべんきょう?っていうのするんだよ。
最初のコメントを投稿しよう!